生き急がずに生き急ぐ
我慢せずに我慢する
この言葉を理解できるようになって初めて人は大人になれる
焦らない、落ち着いてどっしりと構える
大人は焦っていても焦らないし我慢しなくとも我慢ができる
若い頃は生き急いでいた
嫌なことは感度100万倍で嫌だったし逆に楽しいことは感度5倍に楽しかったような気がする
だから常に結果を急ぐし我慢ができなかったしし足りなかった
30も半ばに近くなると我慢できることは我慢できるようになる
大人とは物事をある程度で割り切れるようになるのだと思う
欲しいものが手に入れられないことがあったとしてもそれを静かに受け入れられる
わざわざ焦らないし騒がない
そして私は休日という子供の頃から慣れ親しんでいたものを手放した
現在40連勤中
我慢という感覚は失くなりながら我慢をし続けている
もはやそれが何なのか理解ができない程に我慢というブレーキは擦り切れて存在を失している
休日は要らなかった
それが私の結論である
若かりし頃はアレが欲しいこれが欲しいああなりたいこうあるべきだと自分の欲望や要望に振り回されていた
そしてそれが叶わぬたび失敗するたび上手くいかないたびに精神に不調をきたし塞がり世を拗ねてつまらなく生きていた
おもしろきこともなきこの世を面白く
若い頃にこの言葉を聞いた時に「何を無茶なことを言っているのだ」と思っていたなぁ
面白くないものは面白くないしつまらないものはつまらない
この二元論である考え方こそ自分を束縛し苦しめ視野狭窄に至らしめていたのである
今となっては面白いことはつまらなくなりつまらないものは面白くなった
何がどうなるかなど時と場合と共に移り変わる
そして、それが、大人になるということなのだろう
なんとも言えぬ人生の無常さがそこにある
40連勤を終えて私は静かにそう思った
何も要らない
俺はもう仕事とゲームだけで充分
ゲームはマジでつまらないからつまらないし
仕事はマジでつまらないのに面白い
今後ゲームが面白くなることってあるんかな
ゲーム開発者がバカしかいないせいでマジでつまらない
さぁ寝て、体力を回復させて仕事とゲームに備えよう