哲学者のショーペンハウアー曰く
「幸福を追い求める者は必ず不幸となり不幸を避ける者は幸福となる」そうだ
つまり欲望を満たすことは不幸にしかなり得ない
もっと掘り下げれば刺激は必ず慣れてしまい満たされなくなるということ
要するにこの世にあるありとあらゆる幸福と呼ばれるもののそれは覚醒剤みたいなものだ
だからつまり勝つことは負けであり負けることは勝ちである
割とそれがこの世の本質なのだと知る
なんだかな
不幸を避ける、それはつまりフラットに生きるということで
それってつまりは…
生まれてこないことが最善ってことじゃないのかということになる
僕はそれを肯定も否定もしないしできないけど
もしも少子化などの問題が国が悪い訳でも社会が悪い訳でも女が悪い訳でも僕自身が悪い訳でもなく誰も悪くないのだとしたら
じゃあ何が理由で少子化になっているんだ?
まずマクロの視点は一旦置いておいて
僕自身から斬りかかろう
なぜ私は結婚をしないのか、出来ないのか
僕は僕なりに恋愛をしようとしてきてそのほぼ全てがうまくいかなくて結婚が出来ませんでした
つまり要因は僕自身の実力不足や努力不足にあります
生まれ育った家庭環境も決していいものではなかったがまぁそれも僕自身が平凡な才能しかないことが原因であり才能があれば人生をもっと豊かに華開くことは不可能ではなかったように思う
だがしかし一点を除いて
僕は15歳からずっと鬱のような症状に陥り一切の無理が効かなくなり何も出来ない屍のような状態に陥った
そしてその期間は数年にも及んだし15〜19、21〜25の計8年間くらいは仕事も学業もせず自宅で引き篭もっていた
今時珍しくはないかもしれないがなかなかにハードな人生を送っていた
あの時期はもう能力の問題じゃなく精神の問題だった
心が張り裂けそうなほど辛く何もする気が起きなかった
昔配信してた頃はスレの勢いが5000を超えると緊張と興奮で過呼吸に陥ってたのを情けなく思う
あの時ほど俺はポンコツで人として壊れてるのだと思ったことはない
ただ話すだけのことや呼吸をすることが出来ない
そんな人間が社会復帰に至るまでどれだけの期間と努力を重ねたことか
普通でいられることがどれだけ幸福なことか
俺は紛れもなく障がい者だった
今は普通に生活していく分には稼げているし贅沢も出来ている
ただふと思うのはこんな俺でも結婚は難しいのかと僅かに思う
今となっては結婚してなくて出来なくて良かったとは感じるものの
僕のことが嫌で嫌いならじゃあ他の人と結婚してよと好きな子に対して想いを馳せるけど
できれば俺以外の人は結婚して家庭を作って欲しいと思うものだ
今自分が住んでいる地域の社会を維持して欲しいというのもあるけど
大前提として幸せに生きて欲しいって思う
俺みたいな障がい者が独りで生きるのは分かるんだ
受け入れているし何より仕方なく思えるから
でも俺以外のあなた方は違うでしょうと
俺よりも能力が低かろうと高かろうとあなた方は俺よりも遥かに普通に生きてきたんでしょ?と
普通に育って普通に学校行って普通に恋愛して普通に働いてって段階を階段を進んできた訳だ
それなのになぜ結婚をしないのかってことになる
それはおかしいだろ
逃げるなよ
生涯未婚ってのは俺みたいな者にだけが本来許される特権のようなもの
生活保護みたいなものだよ
普通に生きてきといて何を抜け抜けと今更普通じゃない未婚の選択をしようとしてんだボケがふざけんなと
俺は感情的にはそう思うよ
俺だって普通に生きてたら普通に結婚したかったもん
情けねえなって思うけど受け入れるしかねぇじゃんかよ
出来ねえんだからしょうがねぇし普通じゃねえんだから仕方ねえ
だから綺麗さっぱりキッパリと受け入れますでいいよ
でも普通に生きてこれたんならさ
普通に生きようぜ?いや本当に
それはだって義務を放棄してるよ
おかしい話だよ
せっかく恵まれたポジションについといてできることをやらねえんだもん
なんだそれって話にならないか?
俺からすればふざけんなとしか思えない
逃げるなよ卑怯者
まぁ俺は今後どんだけ財産や資産を手にしようと結婚なんざ絶対にしない
他人なんて端から知ったことではない
他人なんてただ社会を維持さえすれば何でもいいし余計なことをするな
もう俺は一切合切何の期待もしてない
俺には不幸という特権がある
結婚をしなくても許されるという特権がな
他の奴らはしろよ
特に恵まれて育ったバカどもはな、逃げずにしとけ
俺だけが生涯独身で孤独死する無縁仏マンでいい
他人なんてくだらない
人生なんてくだらない
不幸というものはことまともに生きないという点において最大のジョーカー、切り札となる
勝つことは負けであり負けることは勝ちである
俺は負け続けてきたからこそ恵まれてこなかったからこそ拒絶されてきたからこそこのカードを手にすることができたのだ
弱者こそが最強になる時代がもうそこにまで来ている
強者が敗北し弱者が勝つ
奴隷は二度刺す