Kindle Unlimitedにて1巻の途中でリタイア
母親から虐待された人のエッセイ漫画
ザックリとしたあらすじ
母親から暴力を受けて育った女性の話
あらすじ終わり
THE リアル
良くも悪くもリアルだなと思った
良い意味で再現できてるしエンタメとしては悪い意味で再現が重過ぎる
特に同じような被害を受けてきた者としては読み進めるのが困難になった
また当時の嫌な記憶がフラッシュバックしそうになるとそれ以上は読み進めるのが辛かった
まぁこの作品を恵まれて育った人間は読んで貰いたいね
その上で自分はこういう人達と並列によーいドンで競争してたんだってのを僅かなミリ単位でも理解してもらいたいね
そしてそんな自分がただの甘ちゃんで恵まれて育っただけのクソバカなんだということを徹頭徹尾に自覚して頂きたい
と言っても頭が悪くプライドだけは高い人達に理解なんて無理だろうからそんな期待をしても無駄
人は結局分かり合えずそれぞれの自分の物差しでしか物事を測れない
自分がどれだけ恵まれていたかなんて露程も想像しない
出来たとしても深く考えないし認めもしない
精々ハイハイそうですねと都合の悪いことから目を逸らしマウントを取れないと分かれば面倒事からサッと引く
間違っても被害者に同情なんてしない
他人がなんか苦しんでらと対岸の火事
それがこんな世の中です
まぁ10代から20代後半までの頃の自分なら「そんな世の中は間違ってる!おかしいことは必ず是正されるべきなんだ!」と憤り暴れ回り周囲を腐しまくり「お前らは全員間違っている!」と叫んでいただろう
現在の私は「まぁ、そういうクズもいるよね」と仕方ないよねと受容してしまう
諦観ではなくそれを超えた受容
人間という未熟な種に完璧や理想を求めても無駄でしかないと悟ってしまったのだ
「極力そんなクズ共とは関わらず1人で生きよう」という孤高の道を歩み始めたのは自立なのかもしれない
要は他者に何も期待できなくなったのだ
大人が5歳の子供に何も期待などしないように
テレビで流れる内容や出演者や全てが幼児番組に見えたりした
そこからはこの世の全てに期待しなくなった
頭の悪い猿が頭の悪い猿同士で足を引っ張り合い争う場から私は1人去ったのだ
さよなら人類
私は人類で唯一人ピテカントロプスに辿り着きました
これが孤高の日々だ
総評
評価は5段階中の3
ちょっと読んでてしんどい内容だが教訓的な意味合いも含めて世の中の全員が読むべき作品
こういう悲劇を起こさないように全員が心掛け出来れば私のような被害者もまた生まれはしないのかもしれない