自分を褒めるとは何か

多分大事なことなんだと思うが俺は自分を褒めるということがよくわからない

全く分かっていないと言っていい

何だ?褒めるって

褒められてもよく分からないのに自分が自分を褒めるって何だ

誰もやりたくないことをやった時には褒めたくなるし難しいことをやり遂げたら褒めたくはなる

けどそんなに長くはかけないだろ

褒める瞬間はずっと短く責める時間は延々と長く

そんなサイクルを繰り返していた

特に褒めるなんて自分にも他人にもやらない

出来て当たり前が私の合言葉だからだ

完璧に出来て初めて合格点

後はそこから下がっていくだけの減点方式

そんな息苦しい評価基準が私の全てだった

 

と言うのも自分を褒めることがかなり重要らしい

私にはそのビジョンすら浮かばない

何をどうしたら自分を褒める=正解なのかが結びつかないのだ

そんなに褒めるって嬉しいか?満たされるか?

俺は褒められて嬉しいなんて思ったことがない

それは常に評価基準が自分を軸にしていたから自分が良いと思えば良い自分が悪いと思えば悪いという評価をひたすらに繰り返してきた

その結果が今の私である

自分を褒める

その価値と意味が今はよく分からない

自己否定にも意味と価値は無いけど

自分を褒めることにも意味と価値を感じない

褒められたら嬉しいなんて気持ちもない

可愛いお姉ちゃんにモテたりすれば少しは喜ぶけども

多分それさえも一瞬の喜びだ

持続時間は短い

私は損な人間だな

幸福が無いようなものなのに生きている

代わりに絶望感もそこまで無い

しかし幸福でなければ辿り着けない境地も恐らくはあるだろう

私は私の完成形を迎えねばならない

それは戦闘士として

そして闘将としてだ

それは厳しさの中にあるかもしれないし

同時に、優しさの中にあるかもしれない

正解はいつだって二面性を含んでいるものだ

厳しく、そして優しく

私は自分に優しくし厳しく生きる

よく意味が分からないがよく分かる

そしてそれは必要なことである

自由になる為に

私は自由になる為にそれを会得しなくてはならない

自分を優しくし厳しくすることを

私はいつか自由になる

自由な猿に

孤高の猿に

厳しい猿に

優しい猿に

自由な闘将に

自由な戦闘士に

私は自由になる

自由そのものに

自由な自由に

自由に

自由