Kindle unlimitedで全6巻読めたので読んでみた
人生でここまでひどい内容の漫画、いや創作物を今まで読んだことがないと感じた痛作
ザックリとしたらあらすじ
2022年の日本は25歳以上過ぎた者で半年間収入を証明できない場合法律により更生施設へと強制的に連行され記憶を消されるなどの措置が行われる
主人公の男はエリート証券マンで自分に絶対の自信があり無職や落ちこぼれと自分は全く関係のない存在だと信じきっていた
順風満帆な人生を歩んでいるとある日会社から突然に解雇通告を受けてしまう
そしてそのまま再就職もできないまま半年の期間が過ぎ主人公は無職強制収容所へと連れられるのだがそこに待ち受けていたのは収容者の人権が剥奪された異常な施設だった
そして主人公は仲間を集めそこから脱出しようとするのだが…
あらすじ・終
まずは本作を語るにあたって前提として表現とは自由であるべきだと思う立場を自分は表明しておきたい
そしてその上で感想を語るのだが本作はただの差別的表現を用いただけの作品である
設定の矛盾と謎
そもそも無職を強制的に人権を無視して連行することが可能な社会や世論ならばなぜまずは障害者をターゲットとしないのか?という最大の謎に突き当たる
結局それは本作を最後まで通して読んでも辻褄は一切合わずただその方がインパクトや表現として都合がいいから用いられたというだけの舞台設定であった
つまり本作は無職や引きこもりをターゲットにしそいつらを酷い目に合わせたものを描きたいというだけでそれ以上もそれ以下もないただそれだけの薄い作品である
別にそういう作品を作ることを否定はしないが何がしたいのかが分からない作品
それが面白いと感じる人が描いたのだろう
他の大きな矛盾や謎の設定や価値観を全て放置する
正直一切の脚本の理解が不能だった
形状記憶合金に自動追尾して突っ込んでくる爆薬を積み込んだドローンとか諸々含めてこいつは書いてておかしいとか思わないのだろうか
となる要素が全体の5000割なのでもはや突っ込む気は早々に失せる
小学生が描いた漫画だと本気で思った
11歳か12歳の子供でももう少しマシな話を書けると本気で思う
ここ最近の中ではダントツにクソ
人生におけるクソ度でもダントツにトップ
こういう作家がいると業界全体が白い目で見られるんじゃないかと思うほどのクソオブクソ
才能の枯渇が心配になるレベルで漫画業界には人材がいないのだろうか
多分その辺の素人が考えた脚本の方が億倍マシだと思うレベルで質が悪過ぎる
何も考えず勢いだけで書いているようにしか見えず何も練られていない何かをひたすら読まされところどころに申し訳程度のセックスと殺し合いを挟み辻褄のまるで合わない真相とも呼べない得体の知れない何かが何もはまらないパズルのまま解明されていく
それが本作を語る上でのシンプルな考察だ
ただまぁその頑張ったんだと思う
頭の悪い人がすごく頑張って作ったのだと思う
この世は終わってると思うと同時に少しだけ自分や自分の人生がマシに思えてくるかもしれない
そんな一作であった
総評
評価は5段階中のマイナス♾、計測不能
途中からあまりのつまらなさと意味不明さのストレスで頭を無にして女の裸を見てシコりながら読み進めていた
そうでも無ければやってられない
誰かとセックスしながら読むのもいいかもしれない
人が生きる上で頭を空っぽにし本能を剥き出しにすることの必要性を説いてくれる一作
そういう意味では人間を辞めるキッカケとして本作を使用するのは充分にアリかもしれない
真っ当に生きるのを辞めてキチガイになりたい人向けの漫画