Kindle unlimitedで全3巻が読めたので読んでみた
学園怪物サスペンスと言った具合の本作はかなりの強引な展開と締め方で正直何がしたかったのか分からない
ザックリとしたあらすじ
高校生の主人公が夜中にコンビニに行った帰り道に公園から人の話声が聞こえる
どうも様子が変なので近づいてみると人がもう一方の人間を丸呑みする光景を見てしまう
化け物にも気づかれて絶体絶命と思った中で気を失ってしまう
次に意識が戻るとそこは自宅のベッドの中だった
どうやら幼馴染の同級生の女子に道端で寝てるところを運んでもらったと家族から伝えられるも昨日見た光景は何だったのか分からないまま学校に登校する。
そして教室に入ると黒板の真ん中に謎の貼り紙がされていた
その紙には「この中に人を食う生徒がいる」と書かれていて一同はその内容の意味不明さに何の悪戯かと思う一方で主人公は昨日の光景を思い出し確か昨日見た人を食っていた2人はこの学校の制服を着ていたことを思い出していた
その後担任が教室に入ると誰がこんなイタズラを高校生にもなってしたんだと言った後出席を取っていき名前を1人ずつ呼んでいると1人だけ返事がない
いないのかと思いきやその名前の女生徒は普通にいたので担任は「いるなら返事をせんか」と頭を薄い板で軽く叩くとその女生徒の生首が地面に向かい転がり落ちてしまう
阿鼻叫喚の騒然となる教室で人喰いの恐怖に包まれていく
あらすじ・終
分かりやすくだが全く分からないと言ったC級パニックホラー
この作品は6000割全てにおいて謎しかないので理解する事は不可能に近い
というより明らかに設定の一切が練られておらず矛盾や謎や食い違いしか起きないので考えたり覚えたりして読んでいると意味が分からない
・最初に主人公が遭遇して気絶させられたゾンビが主人公を殺さなかった理由
・ゾンビが人を気絶させる能力が途中からなくなる
・わざわざ主人公の前に出向いて最初の2件の殺しは自分の仕業ではないと説明してきたゾンビ、複数の殺人鬼を仄めかしたもののそんな存在はいなかった
・ゾンビのワープする能力が途中からなくなる
軽く挙げただけでもこれだけの矛盾や設定崩壊があるのだが絵は普通に上手いので読み易さは高い
荒さや杜撰さが目立つ作品ではあるがそういう部分に目を瞑れば一応エンタメ度はそこそこ高いので楽しめないと言うほどではないし読んでいてストレスも溜まる感じはない
ただひたすら前後が食い違い続けてそのまま終わるのでボタンの掛け違えのまま出掛けているような作品
正直これ以上語る事が特にないしあっても語りたいと思えないので雑にする
あとおっぱいとか女性キャラの顔が可愛い
総評
評価は5段階中の2
まぁ読める内容と展開ではある
正直やたらピックアップされたり登場する女性キャラの顔とおっぱいしか記憶に残ってない
思い出は美化されるとはこういう事なのかなと思わせてくれる一作