Kindle unlimitedで3巻まで無料だったので読んでみた
なかなか意味のわからないぶっ飛んだ内容の漫画
ザックリとしたあらすじ
主人公は売れない雑誌記者の男
なんとか売れる記事を書こうと思っていた先に若い女性で熊を狩る人がいる事が分かり同行取材を依頼する
そこで実際の狩りや狩った獲物の解体などを通じて狩りとはなんなのかを主人公を通して疑似体験していく
なぜその女は熊を狩るのか、狩りとは何なのか
あらすじ・終わり
やけに生々しくルポ漫画かと思うほど説明感の強い一作
細かい部分を描写しないとなかなかピンときづらいことの配慮なのかもしれないが時々フィクションなのかノンフィクションなのかが混同してきて錯覚が起こる
やたら法に触れることの注意書きのような描写がある一方でその法をガン無視する人物が登場するなど見ていて何を伝えたいのかがよく分からない
死と隣り合わせの熊狩りを付き合う男に付き合わせる女
何から何まで異常な物語が淡々と進んでいき唐突に熊に遭遇し熊を狩っていく
一体この作品は熊狩りや狩りを通じて何を伝えたいのかがよく分からない
狩は楽しいなのか狩は危険なのかそれとも両方なのか
狩りに得るものがあるのか得るものが無いのかそれとも大変だけどやりがいがあるのか
単なるありのままを伝えてるだけなのか脚色を強めたエンタメなのかなどの方向性がブレていて「この作品をどうしたいのだろう?」という疑問に読んでいて付き纏われた
普通に面白くはあるのだがよく分からない
というより人物の行動原理や感情思考含めて何も分からない、そんな漫画
総評
評価は5段階中の4
普通に面白いエンタメ作品だし色々と知らないことを知れることも多いので良いのだが人物に感情移入だとか意味を理解するとかが難しい作品のように思えた
ただ読んで損をしただとかは思わないそんな一作と言えるだろう