バジリスクを読んだ感想

今更ながらバジリスクを初めて読んだのその感想を短く語る

正直感動はしたし涙も流した

ただじゃあこの作品の何が良かったですか?と問われたらキャラの造形以外は特にないよねとしか俺は答えられない

要は絵が魅力的だから話に面白く惹き込まれる

女の子が皆可愛い

渋いオッサンとか男よりも女のキャラの可愛さが引き立つ絵柄だなと思った

何の為におっさんがいるのかがよく分からない

そしてまた見た目だけでなく内面もフィクションしてて絵本に出てくる女そのもの

記号なんだな、最早

男がエロの権化である象徴として描かれるように女は忠義で健気で献身的で男が思わず庇護欲が駆り立てられるような

こんなお姉ちゃん方がいたらどれ程の貢ぎ狂う男がいるだろうねと思う程のヒロイン

 

だからまぁそんな感想しかないよね

やってることはただの虚無な物語なんだけど

それを虚無ではなく喪失に変えてるのは魅力的な女達にある

 

そんな漫画かな

だから俺の中ではこの漫画はエロ本なんだよね分類的に

躊躇なく金を出して読めたのはエロイから金を出した

それ以上も以下もない

ただ最後は泣けるね

滅茶苦茶チープなのにそれが泣ける

滅茶苦茶くだらないのにふざけんなと思えるほど泣ける

悔しさかね

なんかね

全てが悲しかったんだよね

俺よりも悲惨な状況だから泣けたのかもしれない

耐え難きを耐え忍び難き忍ぶとはよく言ったもんだよな

まぁこれはただの戦犯の言葉なんだけども

まぁでもそれくらい

なんというかそれくらい

一生懸命生きた方がいいんかねと思うようにはなれた

ただの漫画なんにね

くだらんね、生きるというのは本当にくだらん

さっさと死ねたら楽なんだろうね

勝ちとか負けとか本当にどうでもいいことやな