人間嫌いの行き着いた先はひたすら悪口を言うことだった

ずっとブツブツ貶してる

アイツは馬鹿だコイツは頭がおかしい

そんなことをずっと家にいる間呟いている

俺は気が触れていないし頭がおかしくなったんじゃない

 

YouTubeのソロピアノ演奏で小さな恋の歌のメロディーを2倍速に合わせて

「アイツはバカ コイツはクズ 知っていただろ統一教会 気づけなかったお前らは全員バカ 全員クズ ジャニーズはケツを掘られてお前らはそれを観て喜びながら踊ってる」

そんな汚言症をずっと垂れ流してる

 

まぁそれも人生だよね

 

それもまぁいいんじゃない?

全部本当のことだしまぁ別に

そんな人間が人から好かれるかはまぁ置いといて

人から好かれて良いことは何もないことはないけど良くないことも多いから

 

でもまぁそんなことをやる奴なんていないじゃん?

そしてそれってロックじゃんと思う

誰もがやってたらそれはつまらないけど

損しかしねえって分かってることを敢えてやってるから面白さが出てくる訳でね

王様の耳はロバの耳って少年が言うから物語になった訳じゃん

言わなかったらそれは物語になり得ないんだよね

何かしら変わったことをやるから物語になる訳で

やらなくていいこと、余計なことをやるから物語が生まれるわけで

つまり物語とは面白い訳で

つまり人生で誰もやってないことやらないことをやることで人生に物語性の面白さが湧き出るんだと私は思う

いいんだよ、空気なんて読まなくて本当のことを人から嫌われまくろうとズケズケと言い続けても

それがお前の物語じゃんと思う

品行方正に生きて角を立てず誰からも愛想をよくして好かれて死にましたなんて話を誰が読むよ?

何だその無味無臭

文部科学省が出した人格矯正法か何か?

いいんだよ

人が嫌いな奴は人から嫌われることが最善だ

 

俺もお前が嫌い

だからお前も俺を嫌いでいてくれ

嫌いでいていい、嫌い合おう

死ぬまで俺と関わんな

嫌いな人間から好かれることほど死ぬほど嫌なことって他にないぜ

 

筋トレをしていて思う

鍛えるって面白いって

人を嫌ってて思う

人を嫌いになるって面白いって

人から嫌われることが半ば快感のようになる

まだまだ鍛えるしまだまだ嫌われたい

どうせお前らは猿なんだからさ

猿から好かれて何のメリットがあるよ

何もないんだよね

お前の持ってるバナナは俺にとって価値なんてないよ

ずっと猿山で死ぬまで猿同士群れ合っててくれ

 

俺は一人人として死ぬからさ

嫌いだから嫌いで嫌だから嫌

俺だけが人間でお前らは猿

ロックしたい

ロックをしたい

本当のことを言う奴がこの世にいねえなら俺だけがそれを言おう

王様の耳はロバの耳って

くだらねえ話

くだらねえ人生

酒もタバコもギャンブルも俺には何もない

ただ鍛えるだけ

鍛えて貶して嫌われるだけの3Kに全て要約される

子孫や資産なんて遺して一体何になる

誰もその問いに答えられないでいる

YouTubeで久々に地元を見た

何も変わっていなかった

何も変わらず終わったままの町

8年前のまだ俺がいた時ですら80代がボリュームゾーンな町

平成バブルが漂う死んだ町

どうにもならない詰んだ町

いずれ帰省するのさえ困難になる日が訪れる

 

人間は閉鎖的で思考は停止したまま

何を言っても耳に入らない閉じた奴ら

実質死んでるんだよ生きながらにして

そんな人間東京にも腐るほどいるしらうんざりとする

そんな頑固で怠惰でマイペースな馬鹿

一体何の価値があるの?

生きてる意味がねえよ

死んでる以上に死んでいて呼吸してるから邪魔でしかない

死体が息吐いてブツブツ同じうわ言を繰り返してんのと何ら変わらない

もはやBOTでしかない

終わった町に終わった人間に終わった国

全てがオワコンで全てがオワコンだ

つまり

それが全てでそれが全てだ

まともな人間は1人もいない

地元にも東京にもそして日本にも世界にも

俺が全てで俺が最初で最後だ

人類は長い歴史をかけて俺という人間を1人作り出して再び猿へと回帰していく

膨大な時間をかけて俺だけしか人間を作れなかった

虚無でしかない

非合理の極みで無駄の極み

滅んでも滅ばなくても人間なんて最初から俺1人

後は猿がキャッキャッしてるだけの世界

ここがジャングルでここがジャングルだ

その中に人間が1人だけ混ざっている