私は負け過ぎた

私は全てに負け過ぎた

正直それに対して何も思うことはない

ない、ないが唯一にして最大に気掛かりなことがある

それは歳をとり過ぎたということ

もう若くない

10代や20代の頃はまだ自分の可能性や力を信じてこれた

もちろん今でも全てを諦めた訳でもないしまだまだ叶えたいことは多くあるし人生はまだまだこれから先もあると思ってはいる

しかし30代半ばともなると色々思うところも出てくるのだ

年齢の響きから伝わってくるもう若くないという声の亡者達が私の脳を踏みつけて止まないのだ

可能性を感じられない

現在の自分を信じられない

この6年間でした私の全てが今現在の私を蝕んでいる

自転車に乗り過ぎて今でも少し痛む右膝が、働き過ぎて積み重ねたくだらないルーティンが

全て今の私から自信を奪っていくのだ

肉体的や体力的な衰えは未だ感じられないのに

これから衰えるんじゃないかという恐怖ややる気の低下、気力の衰えが自身から漲る力を奪われていく

気持ちの問題だ、要は気持ちの問題

気持ちで負けてるから全てがペシャンコに折れるのだ

へしゃげた脆い心の意志では何事も成し遂げられはしない

全ては自信から始まる

それも根拠なき自信が最も良い

それがなきゃ何にもならない

強い気持ちがいる

自分を信じる力が欲しい

勝つ為でなく勝とうとする為に前へ歩き出す為の気持が必要だ

結果なんてどうでもいい

前に出てトライする力こそが最も重要で必要なんだ

自分に打ち勝て

自分をぶっ倒せ

俺は俺自身に負ける訳にゃいかねえのよ

それがどれだけ強大だとしてもだ

俺は俺にだけは負けたくねえ

少なくとも気持ちだけは

気持ちだけは自分に勝ってやる