「ライス、お前船降りろ」

青天の霹靂

突如告げられたライスへの戦力外通告🍚

昨日語られたメニューの土台を支える選手が突如スタメンから外された

今日松屋で頼んだのは以下の品

・ポテト

・生野菜のサラダ

・とろろ

ついに米がメニューから消えた

要らなかった

必要がなかった

だから米さえも俺はクビにした

代わりにポテト内野手をメニューに補強し更なる盤石の守りを固めた

家に帰り温玉2つと生卵を1つ乗せ塩胡椒をたっぷり掛けて醤油を2周

そして卵をかき混ぜて頂く

うん、これだ

これでいいしそれでいい

ライスの重さなど要らなかったのだ、初めから

このラインナップにライスはやはり重過ぎた

シャキシャキのキャベツとコッテリなとろろ、それにコクを継ぎ足す黄身のまろやかさと塩味と醤油の香りと胡椒のピリリ感

全てが完璧に揃っていた

あっという間に食べ終えるとようやく訪れる明日の休みについて考えていた

最近は本当によく働いている

国が俺をそうさせるから仕方なく俺は働いている

働きたくもないのに渋々自分を奮い立たせて頑張っている

やはり俺は実力が桁違いらしくどの客からも感謝される

もうそれに嬉しさという感情は湧かない

ただの自分の実力に対する物差しでしかない

そこで満足してはいけない

でないと死ぬからだ

そんな出来て当たり前、感謝されて当たり前のことで喜ぶなどぬか喜び以下

日本全国どこからでも客を呼べるくらいのものがないなら俺に価値などありはしない

俺はそこを目指さなきゃならない

もう時間がない

俺の人生には時間がないように感じる

早くしなければ到達しない、間に合わない、そんな感覚がある

生き急いでるんじゃない

何か

何か大きな大破局を迎えるような

そんな感じがしてならないのだ

急げ

急いで俺は結果を出せ

この1年間で全ての目標を達しろ

時間をかけるな

俺の為に

俺の自由の為に