実家のローンが来年終わる

親から手紙が届いた

どうやら家のローンが来年で完済するとのことだった

感慨深いものがある

初めて就職した会社で馬鹿みたいに働かされ一年半の間に300万を作って祖父と共に2000万以上残っていた実家のローンの約半分を支払った

それがようやく全部終わるのかと

まぁどうでもいいけど

俺は今住んでないし関係ない話だ

まぁ何にせよ良かった

もう自分の使命はこれで果たせたような気がする

無駄じゃなかったなと

この為に生まれたのだろう俺の人生は

正直充分じゃないかとは思う

充分以上に出来過ぎだと

そう思う

ムショにぶち込まれる訳でも借金を抱えてる訳でもなく生きてこれた

それでいいんじゃねえかって思う

俺は、これから先に地獄が待っている

断頭台に首を置きその瞬間をただ待つことになるだろう

勝ち目のない戦に力もないのに挑むのだから当然にそうなるからだ

俺は死ぬ

ただ死んでもいい

どうせ沈む船なら自製のイカダで漕ぎ出して沈む方がまだマシだ

そう思えたからだ

国のやることは滅茶苦茶で会社のやることはもっともっと滅茶苦茶ならもういっそ自分の腕だけを信じた方がマシ

信用できないものに俺の人生は預けられない

俺はきっと死ぬだろう

少なくとも今の俺のままでは太刀打ちなんてできない

何らかのアップデートを施し隙のない存在になれなければ俺は終わる

もし、万一上手くいったなら

俺はもうゆっくりしたい

別にゲームをやりたいとかそんなんじゃない

ただ静かに生きたいだけなんだ

ただ静かに

俺は資本主義が大嫌い

自○や公○が大嫌い

弱さを許さないこの社会が大嫌いだ

戦いたくなんてなかったのに

俺は戦いたくなんてなかった

こんな泣き言を言うことさえ許されないこんなクソッタレな世の中が大嫌いだ

他人の借金の返済手伝って自滅するのが俺の人生だ

そんなクソッタレが俺の人生だ

そんなクソが俺の人生だ

俺は生きる意味なんてない

俺はこの世の全てを許さねえし俺が許したとしても許されることではねえ

この世の異常は許されねえ