勝負の世界は絶対に勝たなくては駄目という事実がある

最近考えるのは勝ちについてよく考える

勝ちたいから考えるのではなく

勝ちとはそんなにメリットがあるか?という点について深く掘り下げたいと思い考えだしたのだ

本当にそんなに何もかも投げうってでも必死こいて勝つべきなの?っていう

それが最近どうも自分の中でとんでもなく疑わしいのだ

 

そんなに勝たなくては駄目か?

まず第一に勝つっていうのは緻密に戦略を練って何が何でも結果を出してっていうアレである

それ自体をまずは否定しない

確かに勝たなきゃ駄目だ、うん、それはまぁ分かるよ

例えば目の前に熊がいて逃げられないって状況

倒さなきゃ自分は死ぬだろうさ、そりゃ分かる

 

でも、本当にそうか?

本当の絶対にそれは勝たないとダメなことか?

熊に食い殺されてもいいんじゃねえかとも思う

いや諦めが早いとかそういう話じゃない

それ以前の話で

別に死んでも問題なくないかということだ

 

生きてどうなる?

別に生きないほうがいいだとか死んだほうがマシだとかそういう話じゃない

生きてどうなんの?っていうシンプルにそれだけの話だ

生きたらなんか良くなるのかい

俺は何も変わらねえんじゃねえかと思うよ

別にそう信じてる訳じゃなくただ客観的にそう感じそう思う

生きてたらいいことあるよとか友達は多い方が楽しいよだとか

俺は全部嘘っぱちだと心の底から強く思っている

 

こういうことを語ると「酸っぱい葡萄だろ」とかそういうレッテルを思考停止で投げ掛けられるがまぁ別にそれは個人的には構わない

俺は単純に全部嘘だと思っているだけの人間なんだ、うん

皆嘘を誤魔化して受け入れているだけだろうと

やれこれは有難いモノなんだとかこれは素晴らしいだとか

よく確かめもせずそう思いたがっているだけで

やれ個人によって定義は違うだとかそうだと断定できないだとか

でももう統計を出せば明らかですよね?

結婚生活に不満の無い人の割合出せって言われて恐怖を感じない家庭ってどれほどあるの?

それと同じで

友達が多い人に不満がないという割合の統計、生きてて幸せだと思う人間の統計

全部出してみなよ

多分似た結果が出ると思うよ

でも信じないでしょ?どんな数字が出ようとそれが「素晴らしいもの」だと植え付けられているから

 

話を戻してこの「勝たなくては駄目」という論理ももう俺は大分怪しいもんだと思う

さぁ目の前に熊が出てきた

勝たないと死ぬぞ、どうする

あ、殺られた、おっちんだよこいつ

 

別にいいんじゃね、それも

積極的に死ぬ必要は無いけど積極的に生きる必要も無い

なぜってやりたいことが明確にある人間ってどれほどの割合でいるの

それって100%ですかっていう

多分そうじゃないよね

何割かは消極的に生きてるだけって存在も少なからず存在するよね

仕方なしにやむ無しに生きてるだけの存在

それがどれくらいの割合かは知らんが例えば働きアリの法則で

滅茶苦茶やりたいことのある存在が2割

なんかみつかればやりたいというのが6割

何もしたくないのが2割

みたいなものだとして

じゃあ上記の価値観って人間全部に当てはまらないよねっていう

でもさもそれが絶対で真実で正しいということになってますよねって話

ただ都合悪いから異を唱える発言はオールシャットアウト

それが人間のやり方だよねっていう浅ましいねぇって話

 

俺はもういつ死んでも構わんよ

今回の長期休暇でよく分かった

為したいこともやりたいことも遺したいものも何もない

人はすべからく肥溜めから這い出た歩く糞の塊というのが僕の認識でそれが変わることは無い

ではまた