【書評】「風の時代」は好きなことで稼ぐ

Kindle Unlimitedにて読了

2021年が土の時代が終わり風の時代がどうたらとスピリチュアル界隈で騒がれていた時期がある

それでそういう知識が軽くついていたので改めて2022年の現在「風の時代」とは結局何であり何なのかを掘り下げたいと自分の中で思い本書を軽い気持ちで取ってみた

 

ザックリとしたあらすじ

本書は物語形式ではなく著者の持論とスピリチュアルに対しての解釈の考察が主に書かれている

大体は夢や目標やお金の稼ぎ方、考え方受け取り方日々をどう過ごすか等の思想や生活スタイルについて持論を述べられていることが多い

あらすじ終わり

 

まずは本書の感想の前に自分の風の時代やスピリチュアルにまつわることに関しての考え方を述べると

「そんなものはない」

というのが本音の感想だ

ならなぜわざわざこの本に手を出して時間を使ったのかと言えば理由は2つあり

1つはそんなものは無いことを自分の中で再度確定させたかったから

もう1つはスピリチュアルが好きな人間がどういう思考回路をしているのかを知りたかったからの2点である

改めて言うと「風の時代」とはつまり何なのか

本書の解説で言うと忍耐や物質的な土の時代が終わり自由を求める風の時代に切り替わったと言うのが本書の主張だ

要は以前までの生き方を変えていかないとこれからの時代は生きにくいよ上手くいかないよ的な話だ

まず私はコロナが始まってからの2年間で仕事量を減らし収入も減った

そして自由を求めているし何もかも自分の意見を貫いている

その結果孤高になったが自由な快適さも手に入れることができた

私はワガママになったのだ

我慢しなくなったし我慢が出来なくなった

じゃあそれがつまり風の時代に適応しているんじゃないかとなるがそうじゃない

 

私はあくまで自由になりたかった訳では無いからだ

私は二者択一を迫られて自由になってしまったのだ

つまり私は後ろ向きの自由を選択せざるを得なくなり自由を選ばされただけに過ぎない

私は自由になりたかった訳じゃなく勝手に自由な身になっただけなのだ

たまたまそれが合理的だったからそうなったに過ぎない

いつでもこんな自由は捨てられるしこの記事だって暇で暇で暇で他にしたいこともしなきゃいけないこともすることも無いから仕方なく渋々書いているだけに過ぎない

私のもとに自由に出来るパイオツカイデーな若いチャンネーが居るならわざわざこんなクソ記事なんて書いたりしない書評や漫画レビューなんてするはずがない

そんな状況下ならば私は己のチンポが乾く間も無くピストン運動を太陽の寿命が尽きるまで猿以上に猿として振る舞い腰を延々と振っているに決まっている

当たり前の話だろう

要はつまりそういうことだ

全ては作用と反作用のピタゴラスイッチでしかない

Aと言えばBと言いCと言えばDと言うような反応でしかない

本書でクドく書かれているのがやれ引き寄せの法則だスピリチュアルな思考法だ好きだ得意だ仕事だなんだと散々に綴られているが

クソどうでもいい

 

の一言に尽きる

そんなのがあったからなんだってんだ

やたら俗物的な著者の人物像が浮き上がってくる本書でありそれに群がるスピリチュアル界隈だがそれを悪いとは言わないし思わないしむしろ正しいし素晴らしいと思うが

何かがやたらとズレている

自由な時間があってお金は困らないだけあって他人からはチヤホヤされて自分も人の役に立ってみたいな

多いわ、やたら要望と欲望が

 

絞れ、頼むから

何がしたいのかが見えてこない

呼吸と排泄と食事と性交をごちゃ混ぜにしたかのような欲の迷路でありキメラを見ている気分になる

いやそれつえーけど人間じゃなくて化け物でっせって言う

別に人間であることが良い訳でも価値がある訳でもねえんだけど

欲の化け物になるとキリがねえよって話

前も語ったけど人間には終わりがくるまで終わりがねえんだわ

だから無理すんなって話

本書はやたら好きなことを〜自由を〜得意を〜縛られず〜と書いてるが

自由と好きなことと欲望にしっかり縛られていると言う他に何もない

別にそれが悪いとは言わない

それに縛られたいなら好きに縛られたらいい、それも人生だ

そう言う意味では本書や著者の主張は私にとってはクソ浅く感じ「まだそこ?」という感想以外に何も無かった

特に目新しい発見も少なく本質的に人間を理解できていないと感じた一冊でした

人間にはキリがない

自由を求めればもっと自由が欲しくなり

力を得ればもっと力が欲しくなり

人も周りも環境ももっともっとと欲がエスカレートするだけだ

俺はそれをくだらないって言ってる

だけどそれを求める姿勢は素晴らしいって思う

何故なら俺にはそれが出来ないから

だから自分の中の理想は「正直に生きなさい」ってことなんだと思う

自分に嘘つかず正直に生きればいい

欲望に忠実に馬鹿として生きればいい

ただ際限のある分別のある馬鹿になれよって話

理由は欲にはキリが無いからだ

 

書評ではなくただの個人の感想に寄り過ぎてしまったがそれでいい

自由に書き殴って自分に言い聞かせられればそれで合格点

私はいつか自由になる

自由な猿に