自分を変えなきゃ相手は変わらない
それがこの世界の常々だ
自分を変えるには
本当の深い部分で
根本的なところの自分を変えるには
表の目に見える薄っぺらい部分でなく
自分を変える方法は
自分を殺すしかない
徹底的、圧倒的、完膚なきまでに自分を殺せ
跡形もなく微塵もなく
自分自身を100%殺し切る威力でいけ
どんな方法でと頭に浮かんだとき
それはもう本当は自分でそのやり方に気づいている
ただ、それを絶対に自分の中でやりたくないから
絶対にそれをやろうなどとは考えないように理性が働いているだけだ
人間は無意識にも意識的にも自分の行動を取捨選択し
自分で自分自身を抑制している
そのリミッターを外すのは至難どころの話ではない
無理矢理でなく自らが自然に望んだ形でそれを行わなければ100%、それでも完全な100%ではないが
いわゆるほぼ100%の破壊を行わなければ自分を変えることはできない
自分がもっともやりたくなかったこと
それを自分が最も望む形で実行する
そんな特殊すぎる条件を満たすためには
とてつもない準備を要する
自分を変える手順はあまりに膨大で
そしてそのマニュアルはどこにもテキスト化されていない
様々な分野を見聞きし理論を実行に移し組み合わせ
そしてその状態を作り上げる
ルービックキューブをガチャガチャと組み合わせるように
理論を複合することでようやく自分を殺せるのだ
まるで自分とは複雑なパスワードで保護された金庫のように厳重に自分によって守られているのだと感じる
やっと殺したのだ
僕は自分を
そして新しい自分を解き放った
破壊の先にあるのは創造だ
空っぽになるわけじゃない
常に次が控えている
安心しろ
自分をいつまで自分の中で老害化させのさばらせているつもりだ?
自分を殺すのも殺せるのもまた
自分自身しかいない