ひたすら読んだ
疲労で舌がもつれロクに発音できずとも眠気で欠伸を挟みながらも読みに読んだ
朧げな記憶で書くと
0時~3時半
7時~8時半
16時~20時
のスケジューリングだったと思う
その後くたばったように眠りこけた
疲労が半端ではない
不思議と喉は無事なのだが全身の疲労がすごい
多分このまま休まなければ死ぬとは言わないがぶっ倒れると思う
思った以上に舐めていた
本当はもっといけると、余裕だと思っていた
20時間くらいは喉が耐久できるだろうと
いやもう無理だ
喉よりも体が持たない
多分全盛期でも12時間くらいが限界だと思う
体力の無さを痛感する
発声というのはそれだけ負担が大きいのだ
俺は化物にはなれなかったよ
このことから分かるのは動画投稿者というのは1日の収録に限界があるということだ
どんなに働けても6時間、その後の編集を除いても6時間が限界だろう
というか毎日6時間休みなく収録している動画投稿者は間違いなく痩せ細っている
それくらいキツイ
噺家でもこんな喋らない
この仕事絶対楽じゃねえわ
これこそよっぽどEsportsよりsportsだよ
でも、悪くない
このキツさ、この無力感
これこそ求めていたものかもしれない
これが平然とこなせる奴はなんでも世界を獲れる根拠なき凄みがそこにある
体験しないと分からないことの1つだ
天性の喉の頑丈さ、天性の体力の持ち主のみが全うできる領域
究極の差別化だと私は思う
ずっと何か違うと思っていた
ホールに客集めて高座に上がり小一時間喋って引いていく
内容や魅せ方はともかくそんなの大概の人にできねえかと
まぁ実際誰にもできることだから続いてるんだろう
でもこれは無理
これは本当にキツイ
ただ読むだけ、誰にでもできるそれが本当にキツかった
内訳は簡単だ
ただ読むだけ、それだけ
それが本当にキツイ
もはや読経だよ
寺の坊主だよ俺は
ひたすら南無南無言ってるのと何も変わらねえ景色も動かねえ
いやぁでもね
何かあるよ、あれは多分
間違いなくこの道にはなにかある
そんな予感がした
真っ暗な闇の道に巨大な光が蠢く何かがいる
で、そいつにあったら俺は首から下の肉体をえぐられる
首だけが浮遊するんだよ、お篠様みたいに多分
俺は多分生首だけの存在になる
その化物に出会ったら俺はそうなっちまう
化物は「それでいいかい?:と問うんだけど俺は「それでいい」って言っちまうんだな
だから俺は首になるんだよ
俺は人じゃねえ首になる
首として生きていくんだ
ではまた