2005年の俺へ
コンポジットの3色端子を疑うことなく使っていましたね
今日はお前にな、教えてやりたいことがたった1つだけある
有馬記念の結果じゃなく
ロト6の結果でもない
たった1つだ
ソニーのブラウン管を買ってな
AVマルチケーブルでPS2と繋げてみろ
こんなにもRGB出力は美しいのかと思ったよ
今の俺は2005年当時の最高峰の映像を眺めている
元々PS2は480i出力(ソフトによって違うが)
D端子を使った色合いやシャープさとそこまで変化なんてないだろうと思ってたが
いやいやRGB21、やるじゃねえか
これはお金をとれる映像美ですよ
さすがPS2用のRGB21ピンケーブルを買うだけで5000円することはある
RGB出力って…こんなに綺麗なんだな…
家にアーケードゲームがやってきたかのような映像美はもはや芸術の域である
正直、そんな変わらねえと思ってた
そんな大して変わんねえだろうと
いやぁ違う
これはもうね、全然違います
紛れもなく神、いわゆるゴッド
高級ステーキを食ったときとおそらく同じくらいの感動がある
だが結局なんだろう
このなんでもそうだが感動に慣れた後のこの虚しさは
際限のない満たされずにいる欲求心は
「所詮PS2.5」という思いからだろうか
いや違う
「一人だからだ」
当時いた、当時共に同じゲームをプレイしていた同志達はもう世界のどこにもいないのだ
かつての時代に戻すにはブーム再燃の火付け役は俺がやる以外に無いのだ
結局そういうことだ
本当に欲しいものを手に入れようと思ったら
死ぬ気で、そして死ぬまで戦い続けなきゃならない