逆転裁判をクリアした感想

逆転裁判を初めてやってみてクリアした

感想は

キャラ頼りなシナリオが一辺倒

それがいいとか悪いじゃなく最初から最後まで同じことの繰り返し

ゲームってそういうもんだろ

というのも充分に分かった上であえて申すなら

これはただの茶番劇だ

それ以上も以下もない

逆転裁判とは最初から最後までキャラ同士が掛け合いをしていくだけの茶番劇

それをただボケーっと眺めさせられるゲーム

そこに技術介入は存在せず決められた選択肢を決められたように選んで進んでいく仕様

 

パワプロパワポケのサクセスだって似たような茶番劇だろうという指摘もあるかもしれないが個人的に思うそれらとの決定的な違いはやはりゲームとしての技術介入と運要素の違いが大きい

一方は繰り返しプレイし毎回違うパターンとプレイヤーの練度によって結果が変わるのに対し逆転裁判は毎回決められたことを決められた感じに進むだけでそれ以外の要素はまるでなし

一方がゲームであるのに対してもう一方は漫画やアニメに近い読み切りのコンテンツ

ADVゲームとはそもそもがそういうジャンルなのかも知れないがそこを選択肢での分岐を作りシナリオの本筋が大きく変わったりするなどの工夫をして繰り返し遊べる仕様にしているが本作にそう言った要素は全く見受けられない

そのせいでどうなるかと言うと本作は終盤のシナリオなどで正解の選択肢を分かりづらく当てづらくしかつ内容も非常にコロコロと急ピッチに切り替わることでプレイ時間のかさ増しを狙う仕様となっている

この仕様のおかげでキャラの消耗感が強く実はこいつはああでこうでどれそれでという展開を延々と見せられる

要は最初から言えよという話をイチイチ何かをそいつに突きつけて喋らせるという全てが回りくどい世界なのだ

毎回毎回クソどうでもいい相手の気持ちを察して相手に喋らせて証拠を突きつけてまた喋らせるのを繰り返す

なんだか話のつまらない、もっと言えば頭の悪い人の話を一生懸命にこっちが先を考えてもっと引き出そうと促しているだけの作業感がすごい

相手「俺は○○が××で△△だったぜ」

自分「あ、それってつまりもっと言えば○○が□□でもあったったことですよね」

相手「そう、で実は○○が⭐︎⭐︎でさー●●で大変だったんだよー」

自分「その話をもっと聞かせてください」

相手「○○がー⭐︎⭐︎のー●●でー◉◉がどうこうでー」

自分「◉◉?それはこの証拠と矛盾がありますね」

相手「俺がやったと言う決定的な証拠はあるのか!!!!!」

 

ひたすらに苦痛で苦行

人の話、特に頭の悪い話や興味のない話を聞くのが耐えられない私にはただただ苦しかった

クソどうでもいいゴミの話をイチイチ聞かなきゃいけない拷問に時間を使って延々に耐えるというゲーム内容に私自身よく最後まで耐えられたなという感想が浮かぶ以外にない

途中で何度も攻略を見ようかと葛藤するくらい詰まった部分もあったがこんなしょうもないゲームで攻略なんぞ見てしまったらますます自分でプレイする意義を損ない失い虚無でしか無くなるので無理矢理でも自力で総当たりして突破した

どうせ話の内容は三寸ばかりの底浅い話に薄っぺらいキャラクター達

アンパンマン世界のキャラ達が織りなすような裁判ごっこに終始付き合わされ大団円な話の構成

先を見る価値などなくゲームとしての面白味も特になく話の起伏も幅もない子供の砂場で繰り出すような規模のクラフトでしかない全体の大きさ

小火を大げさに騒いでますと言った具合のアクビで流したくなる退屈な話の連続に感じたのは私の感性が老いているだけだろうか?

所詮子供騙しのエンターテイメントをエンタメとして素直に受け止められなければただの不時着でしかなくキャッチボールとしては私は作品に対して期待という距離を離し過ぎてしまったのかもしれない

そのせいで作品が投じた球はワンバウンドどころか半分の距離にも満たずにボールは地面で完全に静止してしまい私がそこまで歩いてボールを捕球すると言った具合となった

 

私が別に優秀だからとか優れているとかそういう話ではなく

単にこの作品の出力が幼稚園児並みであったと個人的に感じた次第である

そういうものだと割り切って幼稚園児並みの視線まで自分を落として接すれば幾分かのコミュニケーションにはなるだろうが

それが出来ないのであればひたすらに成立しないキャッチボールとなるだろう

女性の話を聞くのが得意な人には向いているゲームだと感じた

 

総評

評価は5段階中の1

全然面白くない

友達を作ったり仲間を作ったり恋人を作ったり家族を作ったり子供を作ったりするのが好きでかつその人達の話を聞いてあげるのが得意で好きな人には向いている作品

他人や作品に対して我が強過ぎて自分を他と上手く合わせられない人には全く向いていない

或いはそうであった場合はその作品と同レベルの頭でないと合わないだろう

これは別にこの作品に限らず仕事でも何でも全てにおいて言えること

孤高とは他に合わせられないから孤高なのである

つまり孤高とは我が強くてかつ頭が極端に良いかそれとも悪いかでしかなれない状態ということだ

だがそれも突き抜けてしまえばメリットになりうるしそうでなければデメリットにもなるだろう

私はもう突き抜けるしか道がないのだ

この道を往く

この自由の道を突き進む

私は自由になる

自由な猿 自由なナマケモノ

自由な闘将に