自分の認識を改めて書き起こすと
・できるだけたくさん塗り
・できるだけたくさん敵を倒し
・できるだけオブジェクトを進める
これが所謂試合貢献であり試合に勝つ最大の近道だと思っていたしそう考えていた
現にリザルトでそれらは表示されるしそれが唯一の可視化される指標だったからだ
自分は立ち回りはよくわからなかったのでとりあえず前線付近に出て敵がいたらそいつに向かって突っ込んで対面挑んで勝つを繰り返し塗り状況を良くしてオブジェクトを進めるゲームだと思っていた
しかし現実は違った
現実は
・仲間の誰よりもキルを取り続けデスを減らさねば安定して勝てない
・無駄に塗らず潜伏を増やし近づいた相手を不意打ちで一方的に倒す
をやらねば勝てないのだった
要は役割分担であって
・キルを取る人
・塗りやオブジェクトを進める人
・敵の囮になる人
に分かれた場合、最大に重要で難しいのはキルを取る人でそれを自分がやらない場合味方にそれを外注に出すかなりの味方依存となってしまい運ゲーにしてしまうのだ
つまり敵を倒してくれる強い味方が来てくれた時や相手が弱い場合しか勝つことができない
このゲームは状況判断能力がものすごく求められる
初心者と上級者では何もかもが文字通り違う
エイムだけで勝つことには必ず限界があり野球で言えば4打数4安打4本塁打では勝てないのだ
Xになる為には4打数4本塁打7回2失点にファインプレーもこなさなければ勝てない
大谷翔平にならなければ無理ということだ
めちゃくちゃ過酷なゲーム
YouTubeの上手い人は突っ込んで敵を倒すからそれを真似していたがそれは見栄えがいいだけで安定しづらい
実際は潜伏して相手に不意打ちするすごく陰湿なゲームなのだ
中射程のブキならばある程度自分を晒していてもいいらしいのだが短射程は潜伏してなんぼ
姿を出して対面勝負が華だと思っていた私は格ゲー思考が過ぎていたし思い返せば格ゲーとしてもそんな戦法は安定しないし弱かったし頭を使っていなかった
私はあまりにも脳筋過ぎたのだ
真っ向から正々堂々と力比べに拘り過ぎている
能力のない中西球道
130キロしか投げられないくせに直球勝負にこだわるバッピが私である
才能もないくせに球穢れなく道険しだのほざいている大馬鹿が私だ
力もないくせにな
こういうのが馬鹿と言うんだよ
結局格ゲーでも強いキャラの強い部分を押しつけてただけで考えたプレイなど出来ていなかった
私はよく言えばあっけらかんとしてズルをしないカラッとした思考だが悪く言えば勝ちに拘れなく執着のない何も考えていないただの馬鹿だったのだ
そんな人間は勝負や競争の世界では結果は出せないし一生パッとしない人生を送り続ける
まさに俺自身がそれだ
もう何も言うまい
もう勝たなくていい
勝つことを目指すのはやめた
何故ならそれが一番勝ちから遠ざかる考え方だからだ
このゲームで一番重要なのはキルを取ること
だからキルに専念して状況によるがオブジェクトも塗りもあまりしないことにする
俺はもう疲れたよ
潜伏して敵が近づく緊張感がどうにも慣れないし相手に卑怯で卑劣なことをして申し訳ないという気持ちが強く出てしまう
でももうそうしないと勝てないし上にいけない
上手いクアッドホッパーにボコられて負けた時に悟ってしまった
真向からまともにやってたら無理
少なくとも勝ちを安定させることは不可能だってことに
近距離対面だけ強くても意味がないし限界がくる、というよりきた
2022年、私は人としての陰湿度を高めて人間性と良識を捨てウデマエを上げる
球穢れあり道易し
私は、もう球道ではない
ただの底意地汚い醜く哀れな人間という獣だ