僕はもう何も言えない
何も訴えれない
この怒りや憎しみをどこにも吐くことが許されない時代になった
誰かが何かをいえば僕は「そうですね、僕もそう思います」としか言えなくなり
誰かが不正を働いていてもじっと何も言わず黙ってそれを受け入れる
そんな時代になりました
「球穢れなく道険し」
険し過ぎませんか、余りにもこれは
せめて、僕はノートにでも憂さを晴らすように書き続けなければ気が狂ってしまうだろう
そしてなるべく他人との距離を開けて関わりを極力減らし物言わず生きていく
どれだけ不利益を被り続けてもただひたすらに耐えて耐えて耐えて耐えて
僕はもう何も言えない
僕はサラリーマンじゃないのに
僕はもう誰にも歯向かうことができない
ただひたすら黙って耐えるしか許されない
なんなんだそれは
本当に生きていくのが嫌になったよ
こんな気持ちになったのは生まれて初めてだ
結局弱者は何もかも奪われるのだ
人生も言葉も全部、全部、理不尽に、何もかも
本当に悔しくて情けなくてどうしようもなく僕は辛い
走るしかない
走って走って走って
苛立ちは全部ノートにぶちまけてやる
これが俺のアンネの日記だ
許さんからな貴様ら
俺はこの世の全部を憎んで憎んで憎み切ってやる
俺はお前らを絶対に許さない
走れフォレストガンプ
ではまた