解けた洗脳、転換した新たな価値観

ずっと誰かの為に生きてきたり自分のやりたいことが分からない時期がずっと長かった

 

子供の頃から私は抑圧されて今日まで生きてきた

実家は金が無いから贅沢をしてはいけない身だと思い込んできたしそれが処世術でそれが自らであり正しい行いなのだと思って生きてきた

 

けどそれは完全な間違いだったと今日気づく

 

何十年も欲しい物なんてなかった、やりたいことはゲームだけ

意欲が完全に消し飛び、意志なんて砕け果てていた

もっとやりたい放題やっていいんだと思うようになった

 

人間は猿しかいない

この前提は決して覆ることは無い

 

それを理解することが何より重要なのだと思う

他人に期待して生きることほど不毛なことは無い

基本的に他人とはどうしようもない無能だと言い切ってなんら問題ない

実際無能なのだから

自分を幸せにできるのは結局自分だけ

 

こんなことが本当に分からなかった

俺は幸せというものを感じない生き物だと思い込んでいた

今になって思う

自分は奪われ続けてきた存在だったのだ

 

美味いものを食っても幸福に感じず

金を稼いでも虚しいだけ

毎日毎日をなぜこんなに働いているのかもずっとずっと分からないまま生きていた

今、思う

それは間違いだった

 

金はバンバン好きに使ったらいい

仕事はそんなにしなくていい

誰とも仲良くしなくていい

言いたいことは言ったらいい

 

今俺は幸せです

金は人を幸せにしない

仕事は人を幸せにしない

他人は人を幸せにしない

何も言わないのは人を幸せにしない

 

ずーっと虚しいと思いながら生きてきた

もう一生このまま虚しい思いを抱えながら死ぬのだろうと諦めていた

すると虚しさを通り過ぎたところに「無」があった

無であることは幸福だと思った

 

無とは無敵だ

敵も味方も存在しない

ただただ無なのだ

だがそうじゃない

自分だけがそこにいるのだ

無の中に自分という存在だけがそこにいる

自分軸に自分だけが存在しフワフワフワフワと空中を漂っている

劣等感や焦燥感も何もない

ああしなければこうしなければなんて義務感も無い

何もかも全部どうでもいい場所に自分だけがいる

自由だ

しがらみも何もない

誰も俺を必要としないし俺も誰も必要としない

この契約が最高に素晴らしい

俺は俺だけを満たす為に動けばいいのだからこれ以上に合理的なことはない

俺が着たい物を着て食べたい物を食べて寝たい時に寝て動きたい時に動く

究極の合理的ダンス、合理的サイクル

つまりそれは世捨て人なんじゃないかと思う

「拡大するな」

だが資本主義において真逆のメッセージが凄く響いては来ないだろうか

「売上を減らせ」

こんなあり得ない言葉がとんでもなく甘美で素敵な臭いをプンプンと醸し出している

「働き過ぎるな」

 

 

「確かにな」

僕はそう思った

ベルウルフとバケットタートル達が頭に浮かび上がり彼らを絵に描いた

なんて絵だと私はそう思った

上手いだとか下手だとかそんな感想じゃない

「こいつらだ。こいつらは自由なんだ」と思った

奴らは誰にも縛られてなどいない

好き好きに好きな格好をして好きに佇んで好き勝手に喋っているではないか

なぜ2足歩行であるのに腕を出さずバランスが不安定でいるのか

なぜ地面スレスレまでの長さのローブを纏っているか

それは彼らが自由だからだ

腕を出さずに立ちたいから腕を出さないのだ

長いローブを身に纏いたいから纏っているのだ

それは彼らが究極の自由主義者じゃなければしないであろうことはどうみても明らかに明白だからだ

僕の頭が生み出した彼らはこれ以上なく自由を愛しているのだ

 

なら僕も自由に生きよう、自由に生きたい、そう思った

 

「縛られるな」

なぜ火を使い熱を通してからじゃないと食ってはいけないと思っていた

なぜ何時間働いてこれくらい稼ぎこれくらい貯めこれくらい使うことが正しいと思っていた

なぜ人間関係を必ず良好化し友人を増やし輪を広げ関わりを持つことが正しいと思った

「拡大するな、増やすな、減らせ」

全部真逆だったじゃないか

本当は全部真逆

全部意味ねえ、全部無意味

色即是空じゃないか、結局

全ては「空」に還る

全ては無

 

今は虚無が違って見える

虚しいと思う奴には「無」が虚しく見えるし感じる

最高だと思う奴には「無」が完成された何かに見えて感じる

そういうことだったのか

今全てが分かったよ

初めまして、私が超人です

ではまた