グロナンセンスな夢を見た話

人間は30歳過ぎたら終わり、最近強くそれを思う

イチローも平成と共に引退し、改めて人は、いや生物とはどう足掻こうと衰えるのだというのを否が応でも認めさせられた

少し前は飼っていた犬が死んだこともそうだ

つまり今、このときは、この一瞬一瞬は永遠じゃないということ

それを最近、改めて強く知った

どこかでそうは思っていなかった節が自分にはあった

「自分だけは違うんじゃないか」だとか「人によっては例外もあるのでは?」とか「今みたいな物に恵まれた時代はまた違う結果をもたらす」などと言った希望的観測に溢れていた

だがそうじゃない

どんな裕福なお金持ちも、友達が沢山いる人間も、実績や名誉を持った人も

皆等しくいつか衰え、そして死んでいくのだ

だから大事にしないとな、この一瞬一瞬を、今ある大切なものを一つ一つ噛み締めるように感じないといけないな

 

話は大分変わって奇妙な夢を見た

グロいし汚い話なので苦手な方は以下の文を読むことを推奨しない

 

 

夢の中で俺は実家にいた

実家には親父がいた。炬燵机の上にはコンビニなんかでありそうな分厚さのコミック雑誌があったのでそれを自分は手に取った。

見たことがないものだったのでおそらく親父が500円くらいで買ったものなのかなと思ってパラパラめくっていると

クレヨンしんちゃんの同人みたいな作風でみさえの友達のオケイかなんかのキャラクターがガードレール沿いの海辺にいてそこに作風とは全然違った白黒の実写の麻原彰晃渡部陽一を混ぜたような薄気味悪い髭面の細身の男が現れオケイをぶん殴りその勢いでオケイはガードレールを飛び越え浅瀬のゴツゴツとした岩に顔をぶつけ怪我をしていた

 

もうこの時点で意味不明でキツイ内容だったがパラパラと読み進めていくとその気味の悪い男がオケイをカニバリズムに食っていく描写があった

完全に精神異常者が描いたようなそんな内容の本で自分はその先も恐る恐る読み進めていくとよく分からないが野原ひろしが自身の陰嚢を縦に割かれると中からしんのすけやひまわりが無数の細胞膜の中に包まれたものが溢れ出し先程の髭面の男がそれらを食し「美味い」などと感想を述べていた

 

自分はそこで限界を感じその本をゴミ箱に勢いよく捨てた

すると親父から「捨てたのか?」と聞かれると自分は「あの本は内容がゴミ過ぎる」と返す

親父は「俺も本当ひどいと思った。暇つぶしに買ったのにテレビもゴミしかやってない」とイライラした様子だったので自分が「ジャルジャルが面白いから教えてやるよ」とYouTubeジャルジャルのチャンネルを検索し始めて見つけたところで夢から醒めた

 

夢から醒めたとき自分は「人の夢は過去の経験や記憶から作られるというが、ありゃ嘘だな」と思った

あんなおぞましい著作物など見た記憶も無ければ想像した記憶もない

少なくともそれに類似するものは見た記憶がない

精々カニバリズム的表現があったくらいであんな意味不明な表現なんて俺は知らない

そこで思ったのは「悪魔が俺に取引でもしにきたのか?」などと半ば本気で半ば冗談な気さえしてきたのだ

それくらい衝撃的だった

見たのは2日くらい前だが今でもこうしてほぼほぼはっきりと思い返せるほど記憶から消えない夢だった

何か自分の周りで奇妙なことが起こる暗示なのかもしれない

確かにここ最近変わったことがよく起こるのだ

特に先月あたりからその傾向が強い

これらは何かを意味してるのだろうか

それとも単なる偶然か

それは分からない、分からないが

平成も最後にただでは終わらせてくれないということだろうか

昨日だって1年以上会ってない人に突然会ったり

先月は7年以上音信不通な人から連絡があったり4年関わりのない人から接触があったり

単なる偶然かそれともなにかの兆候か

犬が死んだりもした

分からない、精神が不安定で単なる出来事を大袈裟に感じてるだけだと思いたい

どちらにせよ

自分は前に進むだけか