何が良いかなんて僕には分からない

アイフォンの魅力もAKBもエクザイルも僕には分からなかった

何が良くて何が素晴らしいのかなんて僕には分からなかった

そして世界は僕の理解がどうかなんて放置して勝手に進んでいく

 

つまり自分は死人なのだ

誰にも必要とされない死人と同じなのだ

マイノリティとはそういうことだ

だから皆、それが嫌で、そうなるのが嫌だから群れたがる

それは、自分自身には何の魅力も価値もないことを薄々と気づいているから

 

群れから外れれば寂しいものだ

誰もいない

それは田舎で痛いほど感じたことでもある

人がいるというのはそれだけで強い

人海戦術とは言ったもので人がいるというだけで力になる

 

スマホゲーム、ポケモンGO

僕には当然分からない

なぜ自ら進化のないコンテンツに彼らが飛び込んでいくのかが僕には理解できない

そしてそれらが流行る理由などあってないようなもの

考察の必要さえない、全ては後付けだ

言うなれば偶然の積み重ね

 

話を戻そう

僕にはもう何も分からない

女性が女性物の服に飛びつくのを男達が分からないように

子供たちが妖怪ウォッチイナズマイレブンやくまもんやふなっしーに夢中になるのが分からないように

アル中が毎日酒を浴びるように飲む理由も分からないように

喫煙者が煙草を吸う理由も分からないように

巨人ファンがなぜ巨人ファンなのかも分からないように

自民党支持者がなぜ支持してるのかも分からないように

猿がバナナを好んで食べる理由が分からないように

ゲームをしない人達がなぜゲームをしないのかが分からないように

くだらない仕事をしてる人達がなぜそんなことを耐えられるのかが分からないように

僕にはもう何も分からないのだ

一切合切分からない

理解しようと努力した時期もあったが結局何も分からなかった

僕には僕以外の人間が同じ人類とは思えないのだ

 

もし、と思う

もし自分と同じ人間だけの世界があったならばと

それは楽園に違いない

天国に違いない

ならば対比としてこの世は地獄である

昔からだ

昔からずっと

くだらない時代劇に演歌

年寄りが好むものがテレビで流れればイラッとした

同世代の奴らが好む漫画やゲームにイラッとした

いつからかずっと僕は僕の周りの世間とのズレにずっとずっとずっとイライラしっぱなしだった

猿がバナナを食べ木の枝をいじくってるようなことに自らがわざわざそれに参加したいと思えるだろうか?

僕にとっては周りは猿同然だった

ウキャウキャ喚きながら意味不明な行動に時間とお金を費やしてる白痴だった

これが物質至上主義?消費社会?どれも違う

大半の人間にはセンスというものが欠けているのだ

そしてそのセンスのないものが主流になっているだけだ

人類はこれから枝分かれしていく

親に寄生しなにもしないナマケモノ

スマホをいじり群れを形成するチンパンジー

ダサい行動ダサい趣味のニホンザル

体を鍛えるだけのゴリラ

どこにも属さない浮遊してるだけの死んだ猿

くだらない政治活動にハマる狂った猿

 

人間は僕だけだ

人間は僕だけ

民主主義、ね

猿の民意とやらを社会に反映して、果たしてそれがまともなものと言えるだろうか

その真意すら猿たちは問わない。なぜなら猿だから

猿の国、いや猿の世界

遠くどこかに哲学を置いてしまった原始人

何に期待する。何を夢見てる

もうこの世はとっくに猿の惑星

ここで僕はなにをするんだろうか